数字 1 / 8ランサムウェアの被害報告(2026年1〜6月の半年分)
ランサムウェア:会社のデータを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりにお金を要求する攻撃
2026年1〜6月。半年として過去最多です。
2022年から4年間、半年でおよそ100件のペースが続いています。
半年ごとの件数(2020年下半期21件 → 2026年上半期123件。2022年以降は94〜123件)。警察庁は「被害は高止まり」としています。出典:警察庁「サイバー警察局便り 2026 Vol.15」「サイバー攻撃の被害に係る企業・団体を対象としたアンケート調査結果及び対策」
数字 2 / 82026年1〜6月(半年分)の被害の内訳
- 中小企業79件64%
- 大企業31件25%
- 団体等13件11%
2026年1〜6月。出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」統計編141頁
数字 3 / 8数え始めてからの合計
警察庁が数え始めた2020年下半期から、2026年上半期までの被害の合計です。
- うち中小企業 662件(2021年〜2026年上半期)
- 大企業・団体等ほか
半年ごとの件数を足し上げた合計。2020年下半期は規模別の内訳が資料にないため、すべてその他の色で表示。出典:警察庁「サイバー警察局便り 2026 Vol.15」「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」統計編141頁
数字 4 / 8どこから入られたか
社外から会社に入るための「扉」が、いちばん多い入口です。
リモートデスクトップとあわせると約8割。メールは5%でした。
- VPN機器(60%)
- リモートデスクトップ(22%)
- メール(5%)
- その他(13%)
過去5年、入口が分かった485件の内訳(警察庁のアンケートに答えた組織のみで、実際にはもっと多いと考えられます。被害の報告は同じ5年で1,021件)。出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」
数字 5 / 8そもそもVPN機器とは
社外から会社に入るための「扉」
使われている理由
- 社員が自宅や出張先から社内のシステムを使う
- 本社と支店・工場をつなぐ
- 業者が遠くから保守する
入られ方は2つ
- 機器の弱点(修正を当てていない)
- IDとパスワードが漏れる・弱い
VPNは「仮想の専用回線」のこと。ルーターやファイアウォールに機能が入っていることもあります。外から社内のシステムを使うときに「VPN」と名の付く接続をしているか、業者に遠隔保守を頼んでいれば、どこかにあります。入られ方の出典:警察庁「令和8年上半期…」本文10頁(「未修正のぜい弱性や漏えいした認証情報等を悪用して」)
数字 6 / 8ニセ社長詐欺
社長を名乗るメールから始まる詐欺。
だまし取られた1件あたりの被害額です。
2026年1〜6月で127件・約38億8,000万円。
出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」
数字 7 / 8ランサムウェアとメール
※ 警察庁のアンケートに答えた組織だけの数字。実際にはもっと多いと考えられます
- メール 24件(5%)
- VPN機器 60%
- リモートデスクトップ 22%
- その他 13%
出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」統計編143頁
数字 8 / 8メールは、いまも「だます入口」
「フィッシング」の報告(2026年1〜6月)
偽サイトに誘導して、IDやパスワードを盗む手口
KADOKAWAは、フィッシングなどで盗まれた社員のアカウントから入られたと推測されています。盗まれたIDとパスワードは、VPN機器などの「扉」を開けるカギに使われます。
出典:警察庁「令和8年上半期…」本文17頁(フィッシングの報告件数はフィッシング対策協議会による)、Impress Watch(KADOKAWA・2024年8月5日の調査結果)